エンディングノートをご存知ですか?
生前に伝える事が出来ないまま孤独死をされた方との出会いが多い仕事の関係上、生前に身近な人々へ想いを残しておく「エンディングノート」に興味を頂き調べてみました。
このエンディングノートについて60才以上の方を対象にした調査によると、エンディングノートを知っている人は全体の65%、エンディングノートを書いてみたいという人は47%と言う数字でした。
しかし、実際にエンディングノートを書いている人は全体の6%に過ぎず、書き始める事の大変さを知りました。
遺言書とエンディングノートの違いについてですが、どちらも残された人への「残したい」「伝えたい」事柄が書かれている事は共通ですが、遺言書は財産分与などに法的効力を持ちますがエンディングノートは法的効力を持ちません。
しかしエンディングノートは、遺書と異なり安価で気軽に作成して残す事ができます。
エンディングノート関連の書籍に書かれている「エンディングノートのメリット」としては以下の3つが挙げられてます。
1.自分に万一のことがあったときも、家族が困らない。
2.日常生活の備忘録としても使える
3.家族に対する自分の愛情を伝えることができる。
実際にエンディングノートに記入する項目は多くの場合、以下の項目が多い一般的です。
・自分について
(生年月日・家系図・学歴など)
・親族や関係者の情報
(関係について・住所・電話番号・葬儀告知の有無)
・介護・治療について
(告知はしてもらいたいか・終末治療の希望・臓器提供や献体)
・資産について
(銀行の口座・カード・その他金融資産)
・葬式とお墓について
(何人くらい呼ぶか・宗派・どこでおこなうか・予算・喪主は誰・など)
・遺言的な内容(注:エンディングノートに書いても法的効力はない)
(相続や土地の相続について)
・残された人へのメッセージ
・PCやネット上の情報について
(メール・SNSなどのアカウント・PCデータの処分方法)
エンディングノートを始める場合、専用のノートも販売されてますが普通に市販されているノートでも十分です。
大切な事は、ノートの見栄えでは無く、書き続ける事・書いて残す事です。
最後にエンディングノートの書き方や、記入する為のテンプレートが手に入る終活アドバイザーが運営するホームページへのリンクを記載します。
ご興味のある方は、是非一度ご覧ください。